足をくじいたら内側の甲が痛くなった! 有痛性外脛骨障害(ゆうつうせいがいけいこつしょうがい)。

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通常、足をくじいた場合は痛みが外くるぶし周辺にでます(前回のブログで足首の捻挫について記事を書きました)。
しかしなかには足の甲の内側が痛くなる人がいます。
患者様説明補足用ですが、頻繁に甲の内側が痛くなる方は参考にしてください。

《概念》

  • 舟状骨(しゅうじょうこつ)という骨が生まれつき痛くなりやすい特徴的な形をしている事が多いです。これを外脛骨(がいけいこつ)と呼びます。
  • 生まれつき外脛骨を持っている人の割合は4%~15%と言われます。
  • 外脛骨のある方すべてが痛みをだすわけではありませんが、これが痛みを出した場合を有痛性外脛骨障害と呼びます。

出っ張っている骨が後脛骨筋(こうけいこつきん)に引っ張られ、舟状骨と結合している部分(線維性軟骨・せんいせいなんこつ)が損傷し痛みを出します。
線維性軟骨部分は血流が乏しいため・・

  • 痛みの割りに皮下出血が少ない。
  • 栄養が供給されにくいので、動いていると回復が遅くなります。
  • 以上より腫れ・出血が少なくても一定期間しっかり固定した方が治りが早いです。

外脛骨を引っ張る後脛骨筋はシンスプリントの原因ともなっています。外脛骨があり運動もする方は普段からマッサージ、ストレッチで予防するのがおすすめです。

外脛骨に加え、回内足(外反足)、偏平足があると後脛骨筋を緊張させるため、少しのキッカケで痛みが出やすい状態となります。

《まとめ》

  • 痛くなりやすいのは、結合組織が柔らかく運動量の多い10代ですが、不意の捻挫に伴って大人でも痛くなるケースがあります。
  • 外脛骨はいろんなタイプがあるのに加え、足部の形も関係するため治療、予防の方法はケースバイケースです。
  • 個別にご相談をうけさせていただきます。お困りの方はお気軽にお問合せ下さい。

  • 2018 06.05
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