燃焼系ハビリズム : マジ?!次世代の予感・・高脂肪ダイエット!!

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こんにちは。大成町の大宮ハビリス接骨院です。

ダイエットの歴史には常に流行の変遷があります。
ダイエットといえば低脂肪な時代があり、今はローカーボ&高タンパクときて・・

高脂肪ダイエット!

自分は全くテレビを見ないので最近の流行には疎いのですが、ココナッツオイルをやたらとスーパーで見かけるのできっとすごい流行っているんでしょうね。
結構高いし、家にあるコパトーンではどうなんだろう?と悩んでいるアナタ。別物ですよ。飲んじゃダメ!絶対!

しかし実際にココナッツオイルやMCTオイルと呼ばれる中鎖脂肪酸からできた脂をメインに摂取して痩せてる人がたくさんいるようです。


ココナッツオイルを沢山摂れば痩せるのか?

結論で言えば普段の食事に加えてココナッツオイルを摂ってもきっと痩せないでしょう。
豚の背油だろうが、ココナッツオイルだろうが、ポテチのアブラだろうが、アボカドオイルだろうが、どれも9キロカロリー/1gには変わりないのです。
大さじ1杯100キロカロリー以上ありますから、ココナッツオイルがすぐ燃焼したとしても他でとった糖質やタンパク質が余って体脂肪に変換されます。


いろんなサイトで読んだココナッツオイルの良さをダイエットの面だけで抜き出すと・・

「ココナッツオイルに多く含まれる中鎖脂肪酸は、脂肪酸の長さが短く、腸から直接吸収され、すぐにエネルギーとして燃焼される
ふーん・・でもそれって炭水化物と同じでは?と。
では炭水化物を摂った場合とココナッツオイルを摂った場合で何がちがうのでしょうか?
ココナッツオイルなどの脂質を摂っても血糖値が上がらないんです。(タンパク質もですけど)
なので炭水化物を摂取した場合と違ってインスリンが分泌されず余分なエネルギーが体脂肪に蓄積されにくい。というわけです。
つまりは痩せる目的の場合、炭水化物をココナッツオイルに置き換えた超低炭水化物ダイエットじゃないとあんまり意味がないと言えます。
結局ローカーボダイエットです。


ローカーボで血糖値も上がらないのは両者同じ。
では「高タンパク質ダイエット」と「高脂質ダイエット」では、何がどう違うのでしょうか?

これを理解するために、体の仕組をいくつか知っておく必要があります。

  • 脳は通常、ブドウ糖のみをエネルギー源としている。(筋肉はブドウ糖、グリコーゲン、脂肪酸、アミノ酸もエネルギーとして使える)
  • しかし飢餓・絶食などでブドウ糖が枯渇した場合は、ケトン体という物質を脳の非常エネルギーとして使う。
  • ケトン体は主に脂肪酸(をβ酸化して作られたアセチルCoA)を材料として作られる。
    (アセチルCoAはタンパク質を分解した一部のアミノ酸からも作られるが手間がかかります)
  • 高血糖の時はインスリン、低血糖の時はグルカゴンというホルモンが分泌される。
  • インスリンは余ったエネルギーを貯蔵して、血糖値を下げる。
  • グルカゴンは貯蔵したエネルギーを放出して、血糖値を上げる。

高タンパクダイエット(ローカーボダイエット)例ゾーンダイエットの場合

  • 糖質・・脳などの主なエネルギーとして必要最低限は摂取する。
  • 脂質・・細胞、ホルモンなどを作る材料として必要量は摂取する。
  • 血糖値・・正常範囲でゆるやかに変化する

高脂質ダイエット(超ローカーボダイエット)の場合

  • 糖質・・血糖値があがるとケトン体が生成されないためなるべく摂取しない。
  • 脂質・・主なエネルギーであるケトン体の材料として積極的に摂取する。
  • 血糖値・・常に低血糖

うーんキツそう・・。そして常に低血糖です。

普通ならぶっ倒れます。しかしこの時、脳を含めた体全体はケトン体を栄養としているので活動は正常だそうです(ホントか?!)
更に血糖値の低い状態が続くことでグルカゴンというインシュリンとは反対の作用をするホルモンが分泌されます。
グルカゴンは低い血糖値を元に戻そうとするため

  • 肝臓に貯蔵されたグリコーゲンを分解し、グルコース(ブドウ糖)を作り出す。
  • グリコーゲンなどの糖質以外の物質をブドウ糖に作りかえる糖新生を促進する。
    この時にグルカゴンは脂肪を分解します ⇒ つまり痩せる。

・・・なるほどですね。


まとめ

  • 限界まで糖質を減らしつつ、生命維持に必要なカロリーは脂質でしっかりキープ。
  • 低血糖状態を作り、ケトン体が作られる過程で脂肪分解を促す。
  • インスリンを抑えて体脂肪へのエネルギー取り込みを抑える。
  • グルカゴン分泌によって更に体脂肪を分解する。
    というのが「高脂質ダイエット」の仕組みのようです。この食事法はケトン食と呼ばれていて、西洋で古くてんかんの治療として始まり、現在は医師の管理下で癌の進行を防ぐ目的でも行われているようです。
    日本では江部 康二先生という方が有名なようでネットでケトン食を調べると何故かこの先生にたどり着いてしまいます(笑)。Amazon覗いたらたくさん著書がありました。
    機会があれば読んでみたいなと思います。


私個人の感想

  • 普段の食事にココナッツオイルをまぶして食べるのはあまりおいしくなさそう。おまけに痩せるなんてなさそう。
  • 高脂質ダイエットは根拠もあってとても興味深いけど、辛そうなのといくつか疑問もあるので今はやらない方向で、人にも勧められない。
    (グルカゴンによる糖新生ではアミノ酸(タンパク質)も分解されます。糖新生で使われるアミノ酸の割合は50パーセント、中には90パーセントというデータもありました。
    これが本当なら脂肪より筋肉のほうが多く分解されてしまいますね。あとそもそも高脂血症の人は大丈夫なんだろうか?とか・・実際どうなんでしょうかね?)
  • 今のところシアーズ博士のゾーンダイエットが無難(といっても自分はこれも厳しいので独自設定です。)

今後ますます注目されて、やる人が増えればもっと色々わかってくるのでしょうね。
近い将来ダイエットの主流になったりするかもしれませんよ!
自分も注目して安全・確実なのが分かったら改めてご紹介しますね!

 

 

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  • 2015 11.18
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