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メタボとロコモ
みなさんはメタボリックシンドローム(WHOが提唱)という言葉はよくご存知ですよね。
メタボとは・・肥満・高血糖・高血圧などにより、心臓病や脳卒中のリスクが高まることです。
では、ロコモティブシンドローム(日本整形外科学会が提唱)という言葉を知っていますか?
運動器(筋肉や骨やそれを動かす神経など)を英語でいうとロコモティブ・オーガンズ(locomotive organs)というそうです。
ロコモティブシンドロームとは運動器症候群のことを指し、膝関節・腰椎などの変形、筋量の低下などにより、介護リスクが高まることを言います。
ロコモは介護予防をみんなに意識してもらいやすいよう生み出された言葉です。
日本人の4人に1人以上が高齢者になり、寿命が更に伸びていき、これから日本はまだどこの国も経験した事がない超高齢化国家となります。
何がどの位問題なのか、今の状況を「わかりやすい数字」でいくつか挙げてみます。
※家族の介護をするために仕事を辞める人:現在年間10万人以上!
50代の10人に1人は働きながら家族を介護しています。介護負担が大きく仕事を辞めざるを得ない方が増えてきています。
企業にとっても大切な人材が失われる深刻な事態になりつつあります。
※介護給付:現在年間10兆円以上!
これも介護保険スタート時から比べて3倍近い金額!10年後の2025年には20兆円に膨らむそうです。
ちなみに高齢者は2042年まで増え続けます。
※平均寿命-健康寿命=平均10年!
現在の平均的な高齢者は人生最期の10年間は自立した生活ができずに介護を受けながら過ごしているということになります。
今後平均寿命は伸びていきますので、これを読んでいる若い方が高齢になった時は更に長い介護生活を送ることになります。
せっかく長生きするなら、人からの手助けは最小限にとどめて元気で過ごしていたいですよね。
そのためには健康寿命を延ばすしかありません。
今からでも早すぎない!ロコトレ!
現在介護が必要な方には、介護保険という仕組があり様々な専門サービスが受けられるようになっています。
しかし、そうなる前にできる事がもっとあります。
当院は治療がメインの接骨院ですが、開院より健康とは治療・運動・栄養の三位一体が必須と考え運動スペースを作りました。
さらに私がケアマネージャーの資格を有する事もあり、介護予防に関心を寄せてきました。
地域の中で、現在介護を受けている方・これから受けるであろう方・介護をする方のお役に立てたらと思って頑張っています。
今後あらためてブログ内で介護予防のためのトレーニングについて触れていこうと思います。
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