親指を動かすと、手首が痛い!『ドゥケルヴァン病』

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こんにちは。大宮ハビリス接骨院です。今回は子育て世代のママに多い手首の腱鞘炎についてです。患者様説明補足用ですが、下のような場合に手首が痛くてお困りの方は参考にしてみてください。

《ドゥケルヴァン病》

以前、親指の付け根あたりが「つまみ動作」「ひねり動作」で痛くなるCM関節の炎症について説明しましたが、今回はそのもう少し手前の手首あたりで痛みがでるドゥケルヴァン病という腱鞘炎について説明します。

《概念》

親指を動かす腱2本(短母指伸筋・長母指外転筋)を通すトンネル(腱鞘)が手首の親指側にあります。

腱と腱鞘が擦れすぎると炎症が起きます。腱鞘が腫れて、腱の通り道が狭くなり動きが悪くなり痛みが強くなります。

《腱鞘炎か自分でたしかめる方法》

その1

①手首を手のひら方向に曲げ固定します。②その状態で親指を外側にのばして広げた時に、手首の痛みがあれば腱鞘炎確定です。

その2

上記の方法で痛みが手首に出た場合、腱鞘炎確定です。

《治し方》

《おうちでは・・》

〈安静〉

原因は使いすぎなので、同じように使っているうちは炎症がおさまりません。なるべく安静をこころがけてください。

〈マッサージ〉

上の筋肉の図を参考に、湯船の中などで温めながら筋肉をマッサージしてみてください。少し楽になるかも!

《病院では》

一般的に非ステロイド系の消炎鎮痛剤(内服・外用)で様子を見ます。あまり痛みが強い場合はステロイド注射で炎症を抑える事もあります。ステロイドによって劇的に炎症・痛みが治まりますが、患部が回復していない事が多く「治った」と思って普段通り使い始めると痛みが増悪するケースがあります。副作用としては組織がもろくなるリスクがあるので注意が必要です。

《当院では》

〈炎鎮痛処置〉

1秒間に300万回振動する超音波によるマッサージ、干渉波治療器、手技療法にて痛みを止め、患部に栄養を送り、筋肉のこわばりを鎮めます。インドメタシンやケトプロフェンなどの非ステロイド系消炎鎮痛剤を使う場合もあります。

〈固定〉

特に痛みが強い場合は患者様の生活環境を考慮し シーネ(添え木)、テーピング、包帯などから選び、炎症がある程度おさまるまで一時固定します。

〈その他〉

ある程度炎症が治まったらストレッチを施し、腱鞘にかかる負担を減らします。

手首の痛みが長引いてお困りの方はお気軽にご相談ください。

ガスト大成店となり。ガイコツ君が目印です。

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